ユーザーリサーチガイド/テンプレートと用語

ユーザーインタビューのテンプレート:インタビューガイド、招待文、同意説明

そのままコピーして使えるユーザーインタビューのテンプレート集:汎用インタビューガイド、1枚のリサーチプラン、回答者への招待文(メールと SMS)、インフォームド・コンセントの説明文、インタビュー後のお礼文、結論の書き方テンプレート。

7 分で読めます2026-10-24 更新

目次

このページには、ユーザーインタビューのリサーチで使う7つのテンプレートをまとめています。コピーして【】内を実際の内容に置き換えるだけで使えます。おすすめの順序は、リサーチプラン、インタビューガイド、招待、インフォームド・コンセント、お礼で、最後に結論テンプレートに沿ってレポートをまとめます。

1枚のリサーチプラン

インタビューガイドを書く前に、このテンプレートで目標をすり合わせます。下すべき意思決定を書けないなら、まだリサーチを始めるべきではないということです。

1枚のリサーチプラン テンプレート
  1. リサーチ名:【例:請求ページの利用状況に関するインタビュー】
  2. リサーチ責任者:【氏名】 関連チーム:【プロダクト / デザイン / 運用】
  3. ビジネス課題:【1〜2文で明確に。例:直近2か月で請求ページのアクセス数が減少している】
  4. 下すべき意思決定:【リサーチ終了後に何を決めるのか。例:来四半期に請求ページを作り直すか、どの部分から変えるか】
  5. リサーチの問い 1:【例:ユーザーはどんなときに請求書を確認する必要があるのか】
  6. リサーチの問い 2:【例:請求書を確認するとき、どの段階でつまずいているのか】
  7. 回答者の条件:【例:直近90日に請求ページを開いたことがあり、1回以上課金したユーザー】
  8. サンプルサイズ:【例:セグメントごとに12件、計24件。根拠も記載】
  9. インタビュー形式:【テキスト / 音声】 1件あたりの所要時間:【例:20分】 言語:【日本語】
  10. 回答者への謝礼:【例:50元相当の電子ギフトカード】
  11. スケジュール:【インタビューガイドの確定日】、【インタビューの開始日と終了日】、【レポートの提出日】
  12. 成果物:【例:インサイトレポート、各結論の発言の原文と反例、推奨する事後検証の指標】
  13. 結論の検証方法:【変更のリリース後に見る行動データ。例:請求ページの訪問率、関連する問い合わせ件数】

汎用インタビューガイド

このインタビューガイドは20〜40分の1対1インタビュー向けです。話題ごとに構成し、各話題にリサーチ目的を書いてあるので、モデレーターや AI が十分に聞けたかを判断しやすくなっています。

汎用インタビューガイド テンプレート
  1. 導入(約2分):ご参加ありがとうございます。今日は【プロダクト名】を実際にどう使っているかをお聞きしたいと思います。正解や不正解はありませんので、できるだけ具体的にお話しいただけると助かります。インタビューは約【所要時間】で、記録はプロダクトの改善にのみ使います。始めてもよろしいですか?
  2. 話題1 背景(リサーチ目的:回答者の役割と利用シーンを把握する)
  3. メインの質問:普段どんなときに【プロダクト名】を使っているか、簡単に教えていただけますか?
  4. 話題2 直近の体験(リサーチ目的:実際の利用の流れを再現する)
  5. メインの質問:最近【プロダクト名】で【あること】をしたときのことを話していただけますか?
  6. 深掘り:そのとき、何がきっかけで開いたんですか?そのあと、どんな手順で進めましたか?
  7. 深掘り:どの段階にいちばん時間がかかりましたか?あるいは、手が止まって考え込んだところはありましたか?
  8. 話題3 課題と代替手段(リサーチ目的:つまずく点と、ユーザー自身の解決方法を見つける)
  9. メインの質問:その過程で、どこかうまくいかないところはありましたか?
  10. 深掘り:そういうことがあったとき、どうやって解決しましたか?ほかの方法やツールを使ったことはありますか?
  11. 深掘り:そのときの結果は、もともと期待していたものとどう違いましたか?
  12. 話題4 期待(リサーチ目的:機能の要望リストではなく、本当に重視している結果を把握する)
  13. メインの質問:もしこれがもっとスムーズにできるようになったら、あなたにとって一番大きく変わるのはどんなことですか?
  14. 締めくくり(約2分):今日お話しいただいた内容について、ほかに補足したいことはありますか?お時間をいただき、本当にありがとうございました。
  15. モデレーターへの注意:「普段は〜しますか」ではなく、具体的な1回の体験を聞く。回答者に代わって答えを口にしない。回答者が話したがらないときは、すぐに話題を変える。

回答者への招待文

メール版は、自社ユーザーに正式な招待を送るのに向いています。所要時間、形式、謝礼、データの用途を明記すると、回答者の不安を減らせます。

回答者への招待メールテンプレート
  1. 件名:【所要時間】の【プロダクト名】ユーザーインタビューへのご協力のお願い
  2. 【お名前】様
  3. 私たちは【プロダクト名】の【チーム名】です。【ある機能や体験】を改善するため、オンラインインタビューにご参加いただき、実際のご利用体験をお聞かせいただけないかと考えています。
  4. インタビュー形式:【テキスト / 音声】によるインタビューで、【AI インタビューアシスタント / リサーチャー】が進行します。所要時間は約【所要時間】で、【開始日】から【締切日】までのお好きな時間にご参加いただけます。
  5. 謝礼:インタビュー完了後、【日数】営業日以内に【謝礼内容】をお贈りします。
  6. データについて:インタビューの記録はプロダクトのリサーチにのみ使用し、レポートにお名前や連絡先が載ることはありません。ご自身の記録の削除はいつでもご依頼いただけます。
  7. 参加方法:リンクをクリックして開始してください:【インタビューリンク】
  8. ご不明な点があれば、このメールにご返信いただくか、【担当者とメールアドレス】までお問い合わせください。
  9. 【チーム名】 【日付】

SMS 版は文字数が限られるため、最も重要な情報だけを残し、詳細を確認できるリンクを添えます。

回答者への招待 SMS テンプレート
  1. 【プロダクト名】から、約【所要時間】のオンラインインタビューのご案内です。【ある機能】のご利用体験についてお聞かせください。進行は【AI インタビューアシスタント / リサーチャー】が担当し、完了後に【謝礼内容】をお贈りします。【締切日】まで有効です。詳細と参加はこちら:【短縮リンク】。配信停止は T と返信してください。

インフォームド・コンセントの説明文

インタビュー開始前に回答者に提示し、同意を得てから始めます。AI がモデレートする場合は、そのことを必ず明記します。正式に使う前に、法務またはデータコンプライアンスの担当者にレビューを依頼してください。

インフォームド・コンセント説明文テンプレート
  1. リサーチの目的:【プロダクト名】のご利用体験を伺い、プロダクトとサービスの改善に役立てます。
  2. インタビュー形式:本インタビューは【AI インタビューアシスタント / リサーチャー】が進行し、【テキスト / 音声】形式で、所要時間は約【所要時間】です。
  3. 記録する内容:インタビュー中の【テキスト / 音声とその文字起こし】を記録します。
  4. 利用範囲:記録は本リサーチにのみ使用し、閲覧できるのは【リサーチチームおよび関連するプロダクトチーム】に限られます。社外向けのレポートで発言を引用する際は、氏名や連絡先など個人を特定できる情報を削除します。
  5. 保存期間:記録は【日付または期間】まで保存し、期限が来たら削除します。
  6. あなたの権利:参加は完全に任意です。どの質問にも回答を拒否でき、いつでもインタビューを終了できます。また、【期限】までに【連絡先】へご連絡いただければ、記録の削除を求めることもできます。いずれの場合も、プロダクトの通常のご利用には影響しません。
  7. 謝礼:インタビュー完了後に【謝礼内容】をお贈りします。途中で終了した場合は、【謝礼の扱いを説明】。
  8. 連絡先:本リサーチについてご不明な点があれば、【担当者、メールアドレス】までお問い合わせください。
  9. 上記の説明を読み、理解したうえで、本インタビューへの参加に同意します。【同意する / 同意しない】

インタビュー後のお礼文

インタビュー終了後できるだけ早く送り、謝礼がいつ届くかを伝えます。後日のフォローアップや結果の公開を予定している場合は、それもあわせて伝えます。

インタビュー後のお礼文テンプレート
  1. 【お名前】様、本日は【所要時間】をいただき、【プロダクト名】のご利用体験をお聞かせくださり、ありがとうございました。
  2. お話しいただいた【具体的な内容を1〜2点。例:請求書の入口が見つけにくい】については記録しており、ほかの回答者の方のご意見とあわせて担当チームに共有します。
  3. 謝礼の【謝礼内容】は、【日数】営業日以内に【お届け方法】でお届けします。届かない場合は【連絡先】までご連絡ください。
  4. 関連する改善がリリースされた際は、【メール / アプリ内メッセージ】でお知らせします。今後リサーチへのご案内が不要な場合は、「案内不要」とご返信ください。
  5. 【チーム名】

結論の書き方テンプレート

結論は1件ずつ別々に書き、人数、発言の原文、反例をすべてそろえます。そうすれば、読む人はその結論がどれくらい信頼できるかを判断できます。

結論の書き方テンプレート
  1. 結論:【発見を1文で明確に。例:請求書が見つからないユーザーの多くは、サポートに問い合わせるのではなく、ネットバンキングで確認するようになる】
  2. 該当人数:【言及した人数】/【有効回答者の総数】(例:回答者18人中7人)
  3. 代表的な発言(2〜3文):「【発言】」——【回答者番号、インタビュー内での位置】
  4. 反例:【結論と食い違う回答者が何を語ったか、何人か】
  5. リサーチャーの推測:【発言の原文以外の解釈。推測であることを別に明記】
  6. 意思決定への影響:【この結論が、リサーチプランのどの意思決定を裏付けるか、または変えるか】
  7. 推奨するアクション:【具体的に何を変えるか、どのチームに渡すか】
  8. 検証方法:【リリース後に見る行動データと、期待する変化】
  9. 信頼度:【高 / 中 / 低】、理由:【例:人数が多く、層をまたいで一致している。または、1つの層にしか現れていない】

よくある間違い

  • 招待文にデータの用途を書かない:回答者はプライバシーを心配して参加をためらいます。招待文と同意説明の両方に、記録の使い方と削除できるかどうかを明記します。
  • インタビューガイドを長い質問リストにする:モデレーターは順番に読み上げるだけになります。話題ごとに整理し、各話題にリサーチ目的と深掘りの方向を書きます。
  • 結論に意見だけがあって人数がない:読む人は、それが一般的な傾向なのか個別の意見なのかを判断できません。各結論に、該当する人数と反例を明記します。

heari での進め方

heari では、ビジネス課題を入力すると AI がリサーチプランとインタビューガイドを作成し、リサーチ責任者は上のテンプレートに沿って1項目ずつレビュー・修正できます。インタビューは AI がテキストまたは音声で同時に実施し、冒頭でインタビューの形式とデータの用途を説明します。インサイトレポートの各結論には発言の原文と反例が添えられ、人数が明記されています。構成はこのページの結論テンプレートと同じで、リサーチャーは1件ずつ承認・修正・却下できます。

よくある質問

ユーザーインタビューのガイドには、どんな要素を含めるべきですか?

インタビューガイドは通常、冒頭の説明、3〜5個の話題、締めくくりで構成されます。各話題にはリサーチ目的、メインの質問を1つ、深掘りの方向をいくつか書きます。冒頭ではインタビューの目的、所要時間、記録の用途を説明し、締めくくりでは補足の時間を設けてお礼を伝えます。

インフォームド・コンセントの説明文には、何を書く必要がありますか?

インフォームド・コンセントの説明文には、少なくとも次の内容を明記します。リサーチの目的、モデレートの方法(AI がモデレートするかどうか)、記録する内容、閲覧できる人、保存期間、回答者が回答を拒否したりいつでも途中でやめたりできること、記録の削除の申請方法、連絡先。正式に使う前に、法務またはデータコンプライアンスの担当者にレビューを依頼すべきです。

回答者への招待 SMS は、どう書けば返信が来ますか?

SMS では、誰が招待しているか、何について話すか、どれくらい時間がかかるか、完了後にどんなお礼があるか、の4点を一文で伝え、締切日と参加用のリンクを添えます。落ち着いた口調で、謝礼を誇張せず、配信停止の方法も記載します。

インタビューの結論は、どう書けばチームに納得してもらえますか?

各結論には、該当する人数と有効回答者の総数を明記し、代表的な発言を2〜3文添え、食い違う反例を挙げ、リサーチャーの推測と回答者の発言を区別して示します。最後に、その結論がどの意思決定に影響するか、リリース後にどのデータで検証するかを書きます。

ご自身の問いで、トライアル調査を

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